すべて重荷を負うて苦労している者は、私のもとに来なさい。

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02 27

1.ヒゼキヤの死の病からの回復
・列王記を読んでいます。先週、私たちは圧倒的なアッシリアの大軍に攻められて窮地に陥ったユダ王国が、ヒゼキヤの祈りに答えられた神の奇跡的な介入によって救われたことを学びました。一人の信仰者の祈りを神が聞かれ、神が行為されたのです。祈りを神は聞いて下さる、そのことを先週は学びました。今週も列王記下20章を通じてヒゼキヤの信仰を学んでいきます。ヒゼキヤは死の病に罹りましたが、幸いにも癒されて、やがてアッシリアの支配からユダを解放します。今日はヒゼキヤの死の病からの回復の記事を通して、私たちは、「やがて来る死」について、どのように備えるべきかを考えてみたいと思います。 (続き…)


カテゴリー: - admin @ 08時38分32秒

02 20

1.追いつめられるヒゼキヤ
・列王記を読んでいます。この列王記は捕囚地バビロンで書かれた歴史書です。自分たちの国が滅ぼされ、今異国のバビロンに捕らわれ人とされている人々(申命記史家と呼ばれています)が、「なぜ自分たちは滅ぼされたのか」という視点で書いた歴史書です。そして歴史を振り返る時、120年前にアッシリアの大軍がエルサレムを攻め囲み、都が陥落寸前まで追い込まれながら、ユダ王国は生き残ることが出来た、その出来事が大きくクローズアップされてきます。私たちは滅ぼされたのに、なぜヒゼキヤ王は神の守りの中にあったのか、列王記は最大の関心を持ってヒゼキヤの出来事を記述しています。それが今日のテキスト、列王記下18~19章の記事です。 (続き…)


カテゴリー: - admin @ 08時29分55秒

02 13

1.イスラエルの滅亡とユダ王国の危機
・列王記を読んでいます。今日が7回目で、列王記下18章のユダ王ヒゼキヤの記事を読みます。18章を読む前にイスラエルの歴史を総括的に振り返ってみます。先週私たちはエリシャがイスラエル王国の行く末を案じながら死んでいった記事を読みました。しかし、エリシャが心配したヨアシュ王は北の隣国アラムとの戦いに勝ち、奪われた領土を取り返します。その子、ヤロブアム二時代になると。北イスラエルは繁栄を享受します。ただ、列王記記者は全く評価しません「イスラエルの王、ヨアシュの子ヤロブアムがサマリアで王となり、四十一年間王位にあった。彼は主の目に悪とされることを行い、イスラエルに罪を犯させたネバトの子ヤロブアムの罪を全く離れなかった」(列王記下14:23-24)。先週申し上げたように、列王記の評価基準は、「王がどれだけ領土を広げたか、どれだけ国に繁栄をもたらしたか」ではなく、「主の前に正しかったか」、だからです。彼は王としては極めて有能でしたが、他方、国内では貧富の格差が拡大し、道徳的には腐敗した時代でした。 (続き…)


カテゴリー: - admin @ 08時11分42秒

02 06

1.列王記をどのように読むか
・列王記を読んでいます。列王記はその名の通り、イスラエルの王たちの記録ですが、単なる歴史記録ではありません。それは「説教された歴史」であると言われています。列王記は捕囚地バビロンで書かれました。神の国とされたイスラエルはバビロニアに滅ぼされ、人々は捕虜となって遠い異国の地にいます。何故神は私たちの国を滅ぼされたのか、神は私たちを見捨てられたのだろうか、人々の信仰は揺らいでいました。その人々に対し、「主なる神は生きておられる」、「私たちが今捕囚となっているのは私たちが罪を犯したからだ」、「だから私たちの歴史をもう一度振り返り悔い改めよう、神は赦して下さるかもしれない」として書かれたものが列王記です。その意味で列王記は捕囚民に対する「説教された歴史」なのです。 (続き…)


カテゴリー: - admin @ 08時18分48秒

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