1.偶像礼拝の罪
・出エジプト記を読んでいますが、本日が出エジプト記最終回です。エジプトを出たイスラエルの民は、荒野への道を導かれます。荒野ですから水や食べ物も乏しい、民は「水がない、食べ物がない」とつぶやきますが、神はその民に、水を与え、マナを降らせることによって養われます。エジプトを出て3ヶ月、人々はシナイ山に着きました。このシナイ山で神はイスラエルと契約を結ばれ、契約を記した十戒を受け取るために、モーセは山に登ります(出エジプト記24:15-18)。しかしモーセがなかなか帰ってこないため、不安になった民は神の像を造り、拝み始めます。これまで民のわがままを忍耐されてこられた神もここにいたって、「民を滅ぼす」と宣言されます。今日読みます出エジプト記32章は、出エジプト記の中核をなす部分で、人間の罪の根源、偶像礼拝について述べます。 (続き…)